2001 佐渡国際トライアスロン大会(Aタイプ)完走!
皆様の御声援、ありがとうございました。
平成13年9月2日
AM6:00スタート
・大会一ヶ月前
仕事の関係で中国出張。7月は決算期と慌ただしい日々を過ごしており
練習は、さぼり気味。そんな中7月末にはお客様の会社が破綻、帰国後
は2週間下痢続きで、お盆休みに集中練習をしようと心に決める。
今年はお盆休みが8日間あったので、お墓参り以外は海か山で汗を流し
ていました。また、走る不動産屋社長の三上氏、今安氏といっしょに舞鶴
のバイクコースを走ったのも大変良い練習になりました。この場をかりま
して御礼申し上げます。
・大会1週間前
お盆の集中練習で70%ぐらいまで身体が仕上ってきましたが、疲れは
ピーク。こんな状態ではスイム3,9q バイク190q ラン42qは絶対
に完走できないと、気持ちはどん底に落ち込む。偶然にもフィットネスジ
ムの長椅子にうつむきかげんで座っている私を見つけ、元気づけてくれ
たのは今安氏であった。
また、8月29日には珠洲トライアスロンが大雨で中止になったと聞き、
一つの悟りが開けました。自分の調子よりも自然が人間を受け入れてく
れるかが先だ!
一番大切なことを忘れていた自分を再発見。(元気回復!)
・8月31日
会社に朝だけ顔を出し、8時00分舞鶴発。ぶっ飛ばして?12時20分
直江津に到着。1時40分発のフェリーでいざ佐渡島へ・・・
小木港には4時10分着、大会会場の佐和田町に着いたのは5時前。
受付をすまし、歓迎パーティに参加する。オットーすごい人数!さすがは
日本で3本の指にはいるビッグ大会である。(参加者1200人)
歓迎ムードも良く、そのまま宿泊旅館 浦島へ直行、実はこの旅館がまた
最高であった。料理良し(毎夕食11品以上)、大会会場まで歩いて2〜3
分、その上若女将は美人の三拍子。勿論バイクボトルは前日、冷凍庫保
存していただきました。来年もこの旅館に決定!ただ16人部屋、鼾で寝
られなかったのは言うまでもない。
・9月1日
今日は午前中バイクコース下見(前半100qのみ、でも3時間かかった)
午後は競技説明会に出席する。その後バイクの組立て、あっという間に時
間が過ぎる。夕方には、友人知人から激励の電話やメールを頂き、やる気
満々!ただ内容は生きて帰ってこいよが100%でした。
早めに夕食をすませ9時には消灯(昨日寝てない分、実によく寝られました)
・9月2日
大会当日
朝3時、誰かの目覚まし音が鳴りだす。もう少し寝かして欲しいとは思った
が緊張感で3時15分には起床。レース前のプレシャーを心地よく感じなが
ら4時に朝食をとる。準備は前日に終わっていたので、最後の確認をし5時
00前には旅館を出る。最終登録を済ませ腕にゼッケンのマーキング、さあ
やるぞ!と、大丈夫かいな?の複雑な心境である。
(この心境を表す写真が右下、いかにも不安そう?)
AM6:00 スイムスタート
水温26℃ 天気晴れ 波なし(べた凪)
日の出と同時にスタート。
(水温良好、昨年珠洲大会の時は水温29℃で暑か
った。)
コースは逆三角形で700m沖、陸に平行1600m、
返り1600mの3,9q。
一番良かったのは息継ぎの時、太陽を見られたこと
かな(太陽に見守ってもらえた)。辛かったのは、最
初のバトル(650人一斉スタート)とクラゲ、一人離れ
て泳ぐと唇や顔を容赦なく刺す。仲間と一緒に泳ぐと
叩かれる。どっちを選ぶかは本人次第・・・
ちなみに私の場合はクラゲと友達になり、辛抱できなくなればバトルに参加してました。
AM7:23 スイムゴール
トランジェッションでゆっくり?と靴下を履きエネルギーチャージで給水し、バイクシャツを着、
隣のおじさんと世間話をし、いざスタート。スタートして間もなく、あの有名な松本晴美に追い
越される。何かの間違いでは?と一瞬併走(勿論私の力ではついていけない)、松本晴美
さんですか?の問いに、はい!思わず頑張って下さい、と返答。こちらは光栄だが相手は
大変迷惑だったと思います、お許しを・・・
スタートから80qまではUP、DOWNの繰り返しその後30q平地、後は上ったり下ったりが
続き160qから舞鶴コースに似た上りが続く。まさに佐渡のコースは上りが続く続く、そして
忘れた頃に下るコース。
一番印象に残ったのは実に風光明媚なコースだとゆうことと、150q過ぎる頃が体力の限界
だとゆうこと。180q過ぎには誰も追い越す人はいないし、自分も追い越せなかった。(みん
な身体が潰れるのを感じていたのでしょう?)
そして午後2時過ぎゴール。(左下)
PM2:07 バイクゴール
トランジェッションでゆっくり?とクーラーBOXに入れておいたバーム、アミノバイタルゼリーを飲み
トイレをすませスタート。全身がたがた状態での42,195q、バイク後半から何時リタイアして
も良い覚悟はあったので、行けるところまで行こう!この開き直りが良かった?(右上)
走り始めて間もなく、脹ら脛そして太股が攣り始める。ここで思い出したのが、体幹走法。(昨年
チームテイケイの八尾監督から指導を受けた時の走り方である。)
そのおかげで痙攣が治り始める。またエイドステーションでおにぎりを2個をゲット(バイクでも3個
食べているので普段より食べ過ぎ?)何とか10q通過。気温も30℃以下のおかげで、給水さえ
すれば30qまではいけそうな調子。折り返しの21qで氷水を頭からかぶりリフレッシュ、それで
も25qが限界でした。そんな時まわりを見渡せば、電柱と友達になっている人、壁と友達になって
いる人、しゃがみ込んでる人、歩いている人が多数、みんな自分と同じ気持ちなんだと思うと逆に
ファイトが沸いてきた。また、一度歩くと二度と走れないこともマラソンの経験からわかっていたので
根性で走り30qを通過する。これからが本当のマラソンだ!と自分に言い聞かせ、沈みゆく太陽
を目のあたりにし、よし!日没までにはゴールしようと決心する。
40qを過ぎた時には放心状態で水すら身体は受けつけない。ようここまで頑張った自分を誉めて
やりたい気持ちと、家族身内が大会参加を許してくれたこと、友人知人沿道の暖かい応援、ボラン
ティアをはじめ大会関係者の御協力、そしてなにより佐渡の大自然が自分を受け入れてくれたこと、
それらを想うと自然に涙が込み上げてきた。
そしてゴ〜ル!さすがにゴールは笑顔でした。時計を見るとPM6:31分、夕焼けが真っ赤で、まる
で自分のゴールを歓迎しているかのようでした。
本当に皆様お疲れ様でした。
そして佐渡よ、ありがとう!
総合結果 158位(参加者650人)
12時間31分16秒
スイム 3,9q 1時間23分15秒
バイク 190q 6時間46分26秒
ラン 42q 4時間21分35秒